「圭介…」

ドアごしに聞こえる母さんの声。

ガチャ!!!

やばい…

「か、母さん!!」

「圭介…ちょっと買い物に行ってもらえない?」

「お、おう。わかった。」
母さんは、それだけを言って去っていった。

あれ…

右目の事、何も言わなかった。

これって、アニメや漫画で幻覚ってやつ?

「アハハ。んなわけない。」

僕は、少し安心した。

「いいえ。それは、本当ですよ。圭介さん」

「誰だ!!!!」

僕は、声のする方を向く。
すると…