「あたしが松永くんに告ったから、仲良くなりたくないの?」


早川さんの目は少し冷たい目をしていた。しかし、それは寂しそうな目にも見えた。


「それってどういう…」


「渚ちゃん、松永くんのこと好きなんでしょ?」


「えっ…」


(なんで知ってるの…!?)


多分今のリアクションで、もう隠しきれないと思う。あたしの顔は絶対心を読まれてもおかしくないほど、図星の顔してるはず。


「ごめんね、球技大会の時の会話偶然聞いちゃったの…」


球技大会…和紀くんとのあの会話…?