私が韓国に興味をもったのは、元はといえば、彼女(名前は<ハン・ミレ>という)が私のクラスに留学していたからだ。

ミレは、口数が少なくいつも一人だった。
長い髪にぱっちりとした瞳。キリッとした眉と不思議な決断力を持つ唇。
ミレはとても綺麗な女の子だった。

私は、そんな彼女と友達になりたくて、韓国語を始めた。