「……くそっ…。」

私と同じ空気をかもしだしていた男
つまり
かなりお怒り気味のそいつが悪態をついてきた。


「なにぶつかってきてんだよ
このくそチビ天然パーマがっ!!」



は……
こいつ…

「私のツートップのデリケートゾーンに触れやがったな---っ!!」

血管がこれでもかってくらい浮き出していた私は
目の前の躾のなっていない“犬”に一発かましてやろうと身構えた。



「このやろ-…っ」








…が
私はっすご-く大変なことに気づいてしまった。


「やばいっ!!!!
学校!入学式っ!遅れるっ!!」