覚えてないってことは、あの告白もキスも覚えてないってことだよね‥?

‥お兄ちゃんのバカぁ~‥!!

あのパーティーにいた人たちにも見られて、すんごい恥ずかしかったんだから~!!


「じゃ、俺そろそろ上戻るな? 昨日の奴らもいるしさ。それじゃ、姫花ごめんな?」

「ぅうん‥」


そう言って、お兄ちゃんはお母さんに一礼して家を出た。


「……」

「さぁ、姫花はご飯食べなさい」

「‥はぁ~い」


はぁ~‥もうお兄ちゃんが酔ってる時は近づくのやめよう―。


――――――…
――――…
――…

「はぁ~‥」


―つまんなぁい。

する事がないよ~!!
宿題やるの面倒くさいしぃ~!!

あぁ"~~~‥


ご飯を食べ終わり、する事がなくベッドの上をゴロゴロしている私。
ほんとにつまんない。


今Θも、上の階はパーティーをしてるみたいだけど、―行ける訳がない。お兄ちゃんと会うことになるし‥もちろん昨日のアレを見た人たちにも―。

見せる顔がないよ~。


「はぁ~‥」


さっきから、でるのはため息ばかり。

幸せが逃げるよ~
なぁーんて考えたり?
ははっ‥

―つまんなぁい。


「はぁ~‥」