「なななななななーっ!?」

―バンっ!!


私が叫んだ瞬間、ドアが開いた。


「どうしたのーっ!?」


最初に聞こえた声の主は恵子さんだった。その後は、『キャー』やら『ヒューヒュー』やらの声が聞こえた。

けど、私はもう限界だった。
思いもよらぬことがおこり、私の頭はもうパンクしてた。

―そして、私は気を失ってしまった。


この時点で、『えっ!?』と思う方は多いと思いますが、
お兄ちゃん―宮藤 真樹(クドウ マサキ)は私がお兄ちゃんと読んでるだけで、本当は幼なじみです。

そして、私―藤咲姫花(フジサキ ヒメカ)は前からお兄ちゃんが好きでした。


今回のことは本当に告白だったのでしょうか‥?


夏休みの初日からこうなるなんて‥‥―。