「あ‥あの、お兄ちゃん‥?‥どしたの?」

「……」

「お兄ちゃん‥?降りてもらっていいかなぁ?」

「……」

「あの~‥?」

「……」

「……」

沈黙が流れる。

この大勢恥ずかしいんですけど‥降りてほしいんですけど‥

いつまで、沈黙が流れてたのだろうか‥
やっとのことで口を開けてくれたお兄ちゃん。


「‥あのさ‥」

「‥何?」

「‥俺さ‥」

「‥う、うん?」


あの、顔近くなってません‥!?


「‥俺、姫花のこと好きなんだけど‥」

「……」

顔がだんだん近づいていき‥軽くキスをされる。


「……」

「……」


ん‥?『好き』‥?キス‥?

「‥なーっ!?」


思わず、大声を出してしまった。


「……」

「おおおおお兄ちゃんっなななな何をー!?」

「……」

「よよよよ酔ってるよ!!何やってんのっ!?」

「……」

「すすすす好きとか、あり得ないしっ!!」

「……」

「お兄ちゃんが私なんかを好きなんて‥‥‥―んっ!?」


またもや、キスをされて。お兄ちゃんはそのまま、私の上で倒れて寝てしまった。