ていうか、松本さんって人は危ない人だなぁ‥アレが挨拶だとは‥こんな人だったっけ?‥とにかく、この人には気を付けよう。


「大丈夫?姫花ちゃん?」

「あ、はい!大丈夫ですっ!!ありがとうございますっ!!」

「あははっいいのよ、いいのよ。」


そう言って,ニコっとわらう恵子さん。

あぁ‥天使だぁ‥

恵子さんは本当に可愛い人で、東京でスカウトされたこともあるらしい。ただ、口が荒い。
まぁ、私の憧れの人だ。


「うぅ‥もぅ限界‥」


あ、お兄ちゃんのことを忘れかけてた。

後ろを振り返って見ると今にも倒れそうになっている。


「ほら~、松本のせいで真樹君が酔っちゃったじゃない!!」


松本さんにそう言って、怒る恵子さん。


「あははははははっ」


笑ってごまかす、松本さん。


「本当っ、しょうがないわね。‥姫花ちゃん、悪いんだけど‥真樹君を部屋で寝かしてもらっていいかな‥?」

「あっはいっ!」


ここにいるのもイヤだし‥いいかっ。


ってことでお兄ちゃんを部屋へ連れて行った。


―――‥
――――――‥


そして、今の私たちは‥‥

お兄ちゃんをベッドに寝かせようとしたら‥何故か腕を引っ張れられ、私がベッドに寝かせられてる状態に‥‥