夏休みも終わりまた淡々とした日々がはじまった‥と思いきや
全然ちがう世界が俺を待っていた

ロックなバンドのアラーム音で目覚め朝ご飯を食べて歯を磨いて顔を洗った後 自分で買ったワックスで髪を立てた
口を開き舌に開いたピアスをキラキラさせて中指を立てた

妹が洗面所をチラッと見てニヤっと笑った

行ってきまーす とも言ってないのに
玄関までついてきて

「行ってらっしゃい」と言ってきた

自転車に乗り電車に揺られ学校につくと俺中心で世界がまわっていると思った
俺の席には町田がいて
俺らはベロを出し合い笑った
町田は授業がはじまっても自分の教室に戻らず俺の教室で一緒に授業をうけた

時々教室を抜け出し
映画でやっていた[ゲーム]を二人でやり青く透き通る空を見上げた