『…でも、人としてどーよ』


散々叫んで喚いておいて、このままというのも後味が悪い。



俺は再びため息を吐き、ゆっくりと足を進めた。







家のドアを開けるとそこはいつもどおりの光景が広がっていた。


ガッシャーンッッ


「殺す!!殺す殺す殺す!!!」


「……ッ…」


…でもさ。
こんな状況どうにもできねーだろ。

いくら生徒会長でも。


皺が深く刻まれた女が中学生の女に物を投げまくっている。

『ヤメロッ!!!!!』