「たっ達也!ちょっといいかなぁ?」

達也は微笑んで、

「いいよ」

と言ってくれた。

まずは第一関門突破かな…。

「んじゃ中庭行かねえ?」

「わかった。行く」

何か、別れ話するワケじゃないのに、ドキドキする。

これから別れ話に発展するんじゃないかって怖い。

「ココ、おいで」

達也が自分の隣に手を置き、手招く。