目覚め最悪。

「おはよ…」

「美那香どうした!?」

結がいち早く気付いてくれた。

「ん~ちょっとね」

愛想笑いで返した。

でも結にはやっぱわかっちゃうもんだよね。

「美那香!!何があったの?」

腕を引っ張られ、着いたのは屋上。

しばし沈黙があった後、美那香からその重い口を開いた。

「もし、晴海くんと結が違う学校に行くってなったら、結はどうするの?」

ん~と考える結。

「あたしなら、絶対別れない。別れたくない。だって離れてから、それでもラブラブってうらやましいでしょ♪」

さすが結。

結はやっぱ強いよ。

結と心友でよかった。