その夜。

夢を見た。

『ねぇ達也!どこ行くの?』

『美那香…別れよ』

『何で!?ヤだよ!!』

達也は目を伏せたっきり何も離さなかった。

『達也。離れたくない』

ワガママだよね。

あと、1年もしたら、美那香達はココにいない。

みんな、違うどこかでそれぞれの夢にむかって行ってるんだね。

朝起きたら、涙が溢れてた。