「結、達也に水お願いしていい?」

「いいケド…ってか美那香透けてるっ」

「だから着替えてくるの」

そう言って美那香は部室へ急いだ。

「…最悪」

達也の前であんな失態をするなんて…。

マジ馬鹿じゃん。

ガチャっ

へ!?鍵かけてなかった!!

ヤダヤダ!!

「美那香?もう平気?」

「なんだ結かぁ。ビックリしちゃったじゃん」

もうっと頬を膨らます。

「…美那香?いいか?」

達也!?

結を見るとニカッと笑っていた。

…結だ。

結はピースして、そっとその場を離れた。