「前の達也は、どんな人だった?」

「昔の…俺?」

そう。

昔の達也は、どんなだったの?

「いたって普通の中学生だったケド?」

「かっ…彼女いたんでしょ?」

達也は笑った。

「んなワケねぇじゃん☆初めて本気でスキになったのは…美那香だけだから」

達也が見つめる。

「美那香。俺な、美那香を絶対絶対守るから」

達也が抱き締める。

「ゴメンね達也」

「でも…距離を置きたい」