それからどのくらいたったかわからない。

「…んっ」

痛みで上手く起き上がれない。

でもココがどこかわからない。

「あっやっと起きた」

キモ山の声…じゃない。

紛れもない、女の子の声だ。

「神崎美那香。早く達也くんと別れて」

そのトキ。

やっと事の全体像が浮かんだ。

キモ山は利用されてただけ。

ホントのボスはこの女の子達だと。