「そんなヤツの趣味なんか知ってどうすんだ?」

不審そうな顔をする達也。

しまった…

「深い意味は無くて…ね?」

「何かあったんだろ美那香?」

ギクッ…

「別に何もないよ?友達が宛名不明の手紙もらってさ…」

ゴメンね。達也。

やっぱ言えないよ。

「そっか。じゃあまたな」

片手を上げてじゃあと手を振る達也。

何か馬鹿みたい。

彼氏…なのにね。