「結~また入ってるんだけど~」

「またぁ!?くどくどしいヤツね!んで何て書いてあんの」

ガサガサっと封を開ける。

コイツ何故かちゃんとのり付けしててムカつく。

『スキです。付き合ってください。早く斉藤君と別れて』

「…だって。名前名乗れよってカンジだよね」

うんうんと首を縦に振る結。

「達也くんと美那香が付き合ってるのを知ってるってコトでしょ?そんだけ美那香がスキってコトなのかな」

「人事みたいに言わないでよ~」

こっちは本気で悩んでるのに。

せめて達也には言わなきゃいけないって思うケド、まだ言えずじまいで。