「美那香、着いたよ。美那香?」

「…ん~。っん!?」

やっと起きたようだ。

「やっゴメンね達也っ!!重かったでしょ?ゴメンね!」

「全然平気。気にすんな」

「気にするよ…」

せっかくの誕生日だったのに…

と美那香がつぶやく。

「楽しかったよ?美那香はつまらなかったの?」

首を横に振る美那香。

「だろ?ならいいじゃん!」

美那香が少しずつ笑顔になる。

「…ありがと」

「ゴメン何て?」

ちょっといじめてみました。

「…!?あっありがとって言ってんの!!」

その後バシバシ腕を叩かれました。

俺の誕生日。

彼女と過ごせてよかった。

来年もずっとずっと祝ってくれよ!美那香。