あっという間に夕方になった。

「美那香。帰るか」

「…うん。ありがと」

ちょっとウトウトし始めた美那香。

歩いてる途中で寝たりすんなよ~。

「美那香起きてっか?」

「ふぇ?起きてる~」

片手を上げ、また俺の腕に寄っかかる美那香。

眠りに半分入っているため、足元がおぼつかない。

おぶってやんなきゃかな。