「ずっと美那香のコト考えてた」

「へっ!?」

「美那香との将来のコト…もし俺が一人前になれたら…結婚してくれねぇか?」

そう言うと美那香は顔を赤くして言った。

「一人前なんてならなくても、一緒にいたいよ…」

語尾になるにしたがってだんだん声が小さくなったけれど、ちゃんと聞き取れた。

「おぅ。これからも一緒にいよう」

「うん…」

美那香の笑顔がたまんねぇ。