「美那香。よっ」

片手を上げてニッコリ微笑む達也。

反則だし。

「…おはよ」

もっとかわいく挨拶出来ないワケ!?

美那香は何でこんな可愛げないワケ!?

「ねぇ美那香」

じっと見つめられる。

「っ何よ」

「今日髪寝癖ついてんぞ」

「直んなかったの!!」

最悪!!

爆笑する達也に、頬を膨らます美那香。

素直になれない自分に腹立つケド、こんな光景は素直にスキだよ。