放課後。

「美那香~俺ちょっと屋上行ってくる」

「勝手にしてよ」

冷たいなぁ。

「美那香も行こうぜ」

「何があんのよ」

「いいから」

美那香の腕を引っ張る俺。

「達也~」

最初は抵抗してた美那香だけど、最後らへんはもう諦めて、何も言わなくなった。

「開けるよ」

俺は屋上の扉を開けた。