『あ、そういえばこの間

翔子さん見たよ』

「何、急に?」

『今思いだしたの。男の

人と一緒だった』

「仕事でしょ?」

『なんかそんな感じじゃ

なかった。険悪な感じ?



「…おまえさ、俺の不安

を煽りたいわけ?」

悪気はないんだろうけど

、相葉に本気で殺意を抱

きそうになった。

「で、どんな人だったの

?翔ちゃんと一緒にいた

男って?」

で、結局聞いてしまう自

分が悲しい。

『えっとね、スーツ着て

た』

「あなたに聞いた俺が馬

鹿でした」

『あ、あとバッジ!胸の

ところにバッジしてた』