次の日、B国の軍部に所属する男が、軍の者であることを隠して訪れた。

「博士、この完璧な無重力装置を我々の研究の為に売っていただけませんか?」

「フム、研究の為か。それならお売りしよう」

B国の男は、上手く騙せた事を博士にバレないように、急いで機械を持って帰った。