自分に問いかける。




確か、中学の時だった。


学校が嫌いになった日からだった。
ちょうど反抗期と重なってたんだっけ?





学校ではいじめがあって毎日毎日いじめのことで話し合いになった。
友達がいじめられてた。
いじめてる子も友達だった。


毎日誰かがいじめてる子達とぶつかる。


それを止めに入って話しを聞くのが私の仕事…


先生も先生…
友達がいじめられてるのに「第三者は黙ってろ」って…



毎日学校が嫌だった。

毎日気分が悪かった。
家を出る時、初めの一歩が踏み出せないことがよくあった。

本当に学校が嫌だった。

楽しいことなんて、一つもない。
毎日がうんざり…











『家に帰れば安らげる』




なんてことはなかった。





反抗期だった私は、家族といつも喧嘩してた。

すれ違っただけでイライラが募り、家族が話かけてくるとキレる。

今思うとあの時の自分がわからない。

本当に最低なことしたな…







自分と葛藤しながら毎日を送る日々。


何もかもが嫌になった。


『私が生きている意味はあるの?』


そう自分に問いかける毎日。




『生きている意味なんてないよ』

そう、悪魔が囁いた気がした。









テレビのニュースでよく耳にする。


自殺とか殺人とか死亡事故とか…



『かわいそう…』って思ってしまうけど、よく考えると私も自分を殺してるのと一緒。



死んではないけれど心は死んでる。


毎日毎日…死にたいって嘆いてた。




毎日毎日…自分を殺してた。









『死にたい』




カッターを手にし、手首に当てた…




でも、、、








自分を傷つけることなどできなかった。




窓を覗き込み、地を見下ろした。


『ここから落ちたら死ぬのかな…』

そんなことをふと思う。


でも、私は、、、



死ねないの。












私は、最低な人間だ。











『死にたい』

その気持ちは消えぬまま…

私は、20歳になった。








体の調子が悪い日が多くなった3月末………




『妊娠したのだろうか?』
そう思い、彼と一緒に産婦人科に行った。






診断の結果、妊娠はしてなかった。
ホッとした思いとこの体調が悪いのは何だろう?と疑問が残ったまま、帰路に着いた。