「この子、最後の最後まで がんばったのよ…。 許してあげて…? 彼は、好きで死んだわけ じゃないの…癌…が、ん が悪いの…。」 そう言った母親を見上げた。 「が…ん?!」 そんなこと聞いてない! 聞いてないよ、あたし! 「え…?濫、あなたに言って ないの…?」