がたんっ 病院につき思いっきりドアを あけた。 「濫…!」 そこには、白い布をかぶって 呼吸をしていない濫がいた。 「ばーか。佳奈。 驚かせて悪かったな」 そう言ってよ! 早く!なんで?! ドアの前から走って 濫のところに行った。 白い布をとって、彼の 顔に触る。 「ねつが…な…い。」 心のどこっかでまだ 『生きてる』って思ってて だから、熱がないってわかったとき ほんとに死にそうになった。