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あれから優月ちゃんは
担任におぶられ、車で病院へ行った
このことを剣崎(菜々子)に伝えると
顔を青くして早退すると言い出した
きっとすぐにお見舞いに行くのだろう
「……俺もいこっかな…」
急いで教室を出て行く
剣崎の後姿を見て呟いた
「どこに行くの?」
「…っうわ!!」
どこからか現れた拓真に俺は変な声を上げた
「そんな驚かなくても…
で?どこ行くわけ?
っていうか、休み時間はどこ行ってたの?」
お前がいないから
女の子が寄ってたかって
俺のとこに来たんだから、
と膨れっ面で俺に言った
「…わりぃわりぃ…
ちょっと優月ちゃんがさ…」
俺はさっきまでのことを
全て拓真に話した