胸の中のもやもやを抱えたまま
バスケが始まった



相変わらず女はうるせぇ。



つうか、自分達の授業しろっての…





***




何試合かしたところで
男子は休憩になった



なんとなく女子のところへ目をやると
さっきいた女達も
真面目にバスケをやっていた





優月ちゃん頑張ってんなぁ…
なんて思いながら
水を飲みに行こうとしたとき、




「…っ優月!!!」




優月ちゃんを呼ぶ声…
いや、優月と叫ぶ声が聞こえた




俺は気になりまた女子のほうへ目を向けた