そのままドカドカと
浴衣姿で階段を上ってくる
180cmはあろう身長で
私を見下ろしながら言った
「外 出 禁 止」
「…はぁ!!?」
だって今日は門限に遅れてないはずっ
理由もわからずただジジィを睨みつけていた
「とにかく、明日から学校と部活以外
外には出るなっっ!!!!!」
耳が痛くなるくらいの大声で言われ
思わず、嫌な顔をしてしまった
だが、ジジィはそんなこと気づかず
「絶対だからなっ!」
と、捨て台詞を残して
またドカドカと階段を下りていき
仕事部屋の襖を壊れるくらい、
…いや、壊して…入っていった
私はその様子を見てから
さらに溜息をつき今度こそ部屋に入った
部屋の外ではクソジジィの
「おい壊れたぞ!!さっさと直せ!!!」
という声と、
お弟子さんの
「は、はいぃぃぃ!!!」
という可哀想な声が聞こえた