目的地のカフェに入り
窓際の席に座った






「あのさぁ…
私がいない間、何が起こったわけ?」



「特になにも…ない、けど?」





じぃっと菜々子が私を睨んだ





「そんな怖い顔しないでよっ」



「あんたの柔道の相手には
もっと怖い相手がいるでしょーが」




怖い顔、と言われたのが
少し気に食わなかったのか
むっとした表情で言われた




「それと、これとは別でしょ」





私も負けじとむっとした表情を作った