あ、魂ぬけてる
ちょっと言い過ぎた?

ってか私のせいだから
私が謝んなきゃ(汗




「…賢悟ー?」


「………」



目線だけを合わせたが
ふいっとそらされた



あれ、怒った?




「賢悟?」




ソファの空いたスペースに腰を下ろした
今度は目を合わせてくれるどころか
こっちを向いてくれない




「ねぇ…賢悟ってば」



そんなに怒った?
やっぱり言い過ぎたよね…


謝るからさ…せめて返事してよ




「…っ賢悟…」
「なんで…優月が泣いてんの?」




やっとこっちを向いた賢悟は
きょとんとして私を見つめた




「け、賢悟が返事してくれた…」


「ええっ?ど、どしたの?」



溢れ出した涙は止まりそうにもなくて、
返事をしてくれない賢悟に
嫌われちゃったかと思った