部活が終わって
一緒に帰るために
篤を待ってた。

篤と並んで一緒に
帰ろうとすると
どこからか『うわっ』
て聞こえたんだ。
篤は気づいてなかったみたいだけど。

私は周りを見渡した。
そこには花梨の親友が
いたんだ。
花梨はその子にも
相談してたみたいで。

さっきの言葉。
結構来るんだけど。





また近くの公園で話した。
私とも篤とも仲いい友達が
私達がいつまでに別れるかで
賭けをしているって話をしたら
『絶対長続きさせような?俺の第二ボタンもあげたいし。』
って言ってくれた。
そのあとは未来計画とか
今までのこととか
色々な話をした。
絶対に叶えようね?
約束だからね?




何十分くらい
話したんだろう。
明るかった空が
だんだん暗くなった頃、
帰ることにした。
公園から歩道に出るまでの
ほんのわずかな間だけど
歩いてる時に篤の方を見たら
手を差し出してくれてた。
手を繋げてすごく嬉しかった。
最初は普通に繋いでたけど
恋人繋ぎに繋ぎ直した。
幸せだった。
この温もり...絶対に
忘れないからね?