デート当日ー “ピピピッピピピッ” 目覚まし時計の電子音が部屋に鳴り響いた。 『ふぁーねみー』 やる気のない声を出す。 『ったく、なんであいつのために早く起きなきゃならんのだ』 ぶつぶつ言いながら服に着替えた。 着替え終わり、一階に降りる。 するとリビングでは父親がテレビを見ていた。 『おはよう親父』 『おう。今日は起きるのが早いな もしかしてやっと就職先が決まったのか?』