『おはようー!』


次の日の朝、旅館の控え室で挨拶と一緒に
着替えている由紀の肩をたたいた。



『あ、優奈おはようー』



すごく眠そうな顔だ。


『どうしたの由紀?

すごい眠そうだけど……』


『いや、昨日お父さんが散らかしちゃたせいでね』



『あっごめん昨日片付けないで帰っちゃって!』



『いいのいいの!悪いのはお父さんだから!


そういえば昨日優奈が帰ったすぐ後に祐希が帰ってきたんだよ』