そんな愛都が、またまた愛おしくて。

私は目尻を下げながら、またよしよしと頭を撫でた。


「心空も!そうして甘やかすから、あんたの幼なじみはどんどん女化していくのよ」


「だって、可愛いんだもん」


私も唇を尖らせて、友梨にブーブー反撃した。


「ハア…こうして見てると、あんた達本当に姉弟のようね」


「ココちゃんがお姉ちゃんなら、いつも一緒なのにい……」


愛都は私のほっぺに自分のほっぺをスリスリとすり合わせた。


柔らかい…気持ちいい……。


私がうっとりと夢の世界に旅立とうとしている時、友梨が私の体から愛都をひっぺはがした。


「1年はすぐ、体育館ぞうきん掛けえ!」


「あー!!ココちゃあん!」


愛都の悲しい叫び声が体育館中に悲しく響き渡った。