「心空さん、反対サイドにうつってください」


「リッキーさん、スクリーンいきました!」


瑞穂についていたディフェンスがリッキーに向かって叫ぶ。


ん?

なんだ、スクリーンって!!


瑞穂が両手で胸の前にバツを作って、リッキーの右側に接近する。


「走って!」


「わ、分かった!」


私は瑞穂に指示されるまま反対側へ走りこもうとした。


しかし・・・・・・


「スイッチ!」


瑞穂についていたディフェンスが、走り込もうとしていた私の前に出る。


「っわ!」


私はそのディフェンスにつかまってしまい、上手く反対側に移動することができない。