「じゃあ、私は一生内野コーチに勝負を挑んでいいんですね?」



「……っふ」



内野コーチは何も答えずに、私の言葉を聞いて笑った。



「何笑ってるんですか?」



「いや…なんでもない」



「なんでもなかったら笑わないじゃないですか……っん……!」



内野コーチの手が私の顎をクイッと上げ…内野コーチの唇が私の唇と重なった。



「一生…勝負してやるよ。だから、一生俺から離れるな…心空」



内野コーチはそう言って私をギュウッと抱きしめた。



忘れられなかった約束が、今叶う……。