スターティングメンバーは、ガードの瑞穂。

フォワードの私と友梨。

センターのマイマイとリッキー。

この五人。



私たちはベンチ前に並んで、審判に番号を確認してもらう。



「みんな」



友梨が左側に並んでいた私達を見て話を切り出した。



「初めの点数絶対取ろう!ジャンプボールしたら、心空は速攻ゴール方面走って。絶対ボールは死守するから!この試合、勢いつけよう」



「・・・・・・なんだか友梨さん気合い入ってますね!おっし・・・やります!」



瑞穂は頭に結っていたちょんまげをほどいて、きつく結びなおした。



「ジャンプボールは私の後ろに落とすから、場所とりしっかり頼んだ」



「了解!」



マイマイの言葉にリッキーが力強く答える。