「いやぁ、実は昨日 大地に相談されてたんだ。 昔付き合ってた女が妊娠して『あなたの子供なの』って言ってきたらしいんだ。
彼女と付き合ってた時期もちょうど重なってるらしくて どうしようって。」





「そうだったんですか・・・。私は別に大地がいなくたって淋しくなんかないし 大地がきちんとケジメをつけてくれてよかったと思ってるんです。
何も知らずに結婚式なんか挙げてたら、、、、、面倒なことしか出てこないし。」





「じゃあ、どうしてそんな悲しそうな瞳をしているの?」




「・・・え?」


彼の質問に答えられないでいた私を見て 彼は立ち上がり 私の方へ近づいてきた。