頭の上から ドスの訊いた低い声が降ってきた。 それと同時に おじさんに掴まれていた腕から手が離される。 こんな声に知り合いいたっけ?? 顔をあげて見ると さっきまで顔を真っ赤にしていた 酔っ払いのおじさんの顔が青くなっていた。 「すいませんでしたーーー!!!」 おじさんはいきなり血相を変えて逃げていった。