「ずっと……こうしたかった、キミと」

耳元で名前を呼ばれる。極上の甘い声。この人は一体どこから出しているんだろう。そんな声、耳元で囁くのは反則。

「吉良く……!」

もっともっと。

もっともっとと体が疼く。

「す……き」








───夢のような成り行き


(僕のこの想い、たった一晩じゃ伝えきれないよ?)



      END