人は誰しも、美しいものが好きだ。 優れているものが好きだ。 だからオレは、人から愛される。 愛されるものは正しい。 正しくないものは淘汰される。 だからオレは、間違ってなどいない。 間違っていないはずなのに。 わずらわしい声が、この耳から離れない。