卓海に会えて、本当に嬉しい。

また、一緒に笑える。


それが本当に本当に嬉しくて堪らない。


いっそ抱きついてしまおうかとも思ったけど、
卓海に殴られるオチが分かっているから、伸ばしかけた手を引っ込めた。


藍や佑太にも教えないと。


「卓海、お前、交通事故で死んだと思ってたよ! なんだぁ!! 生きてんじゃん!!」

「はぁ? お前何言ってんの? 変な奴!」


卓海に肩を小突かれた。