｢…なぁ、俺はおまえがすきだよ｣
｢…うん｣
｢おまえはどーなんだよ？｣
｢…あたしも…｣
坂井くんがすき……
いや…。先生がすき………
｢すきだよ!!｣
｢誰を？｣
｢え……坂井くん…｣
｢嘘だろ!!｣
｢!!!｣
｢おまえは……あの家庭教師がすきなんだろ!?｣
｢……｣
ごめんね……
ごめんね……坂井くん…
｢…ごめんなさい｣
｢もう……いいよ｣
体が離れた………
｢俺こそ、ごめん。俺、サイテーだな｣
｢……そんなことない!!｣
｢……俺たち別れよう｣
｢……｣
｢な？｣
｢……うん｣
｢…幸せになれよ｣
｢……っ!!!｣
ごめん……
坂井くん…
