ってツッコミは
まだいってやらない。
やっと努力し出した
嘉弥に俺は喜びが
止まらない。
勢い余って
襲いそうなくらいだ。
いや本当に。
今まで頭撫でるので
我慢してた俺....
本当に健気。
誰が何と言おうと、健気。
健気な過去の俺を
裏切らないために
適当に理由をつけて
帰ろう。
「じゃあ今日は帰るわ。」
「もう??」
「予習あるから。
なに??寂しいの???」
焦ってんな。
俺を焦らせた罰。
「ささささ寂しくないっ。」
「....そう。じゃあな。」
俺は意味もなく
間を持たせて自分の部屋に
戻った。
次の日きっと
嘉弥は寝坊することを
想像して。