「まッ!!
藤田じゃ碧唯に
勝てねーって事だ!!」


そんなあっさり
まとめないでくださる?林田さん



てか…


「藤原ですってば!!!」


「あぁ?うっせーぞ、藤田」



ダメだ聞く耳もたねぇ…




「下の名前は何なの?」

新キャラさんが聞いてきた。



「愛子です!」


「愛子ちゃんかぁー♪可愛いね!
俺はぁ、高部和羅(カズラ)だよ!」


和羅くん?
珍しい名前だ、


「あ、じゃあ何て呼べば?」


「和羅でいーよ!」



「…和羅くん…」

ちょっと恥ずかしい。



「おぃ、藤田ぁー!
和羅じゃなくてカツラだぞ!!」


自分で言っておきながら
自分で爆笑している林田。


もはや呼び捨てだ…




「その呼び方止めろ
って言ってんだろ!!」

和羅くんも少し怒る。



「うるさい、うるさい」

小さく呟いた神崎くんは
この部屋の奥にあるドアを開け
中へ入って行ってしまった。


あそこにも部屋あったんだ…