「誰がこんな小せぇ女にヤるかよ!
碧唯の女なんじゃねーの!?」
「…碧唯の女?」
潤くん?が林田くんの言葉に反応した。
「えーっと…初めまして」
DVDを持って入ってきた
髪をワックスで立たせた男子は
気まずそうにアタシに軽く頭を下げた。
さすがに女子の前では
言うべきではなかったと
自覚しているのだろう。
「は、初めまして」
アタシも急いで挨拶した。
「あのぉー、聞こえちゃいました?」
やっぱりさっきのを
気にしているみたい。
「…普通に聞こえちゃいました」
「でででですよねぇ~!!
あはははは…は、
はぁ~…」
いや、そんなあからさまに
溜め息されましても…
「別にいーじゃねぇかよ!!
いちいち気にすんなって」
林田くんが加わった。
「いやー…でも女子はね、
やっぱりこーゆーのは
好きではないからねー…」
しみじみとAぶぃの男の子が言う。
あ、Aぶぃの男の子って
言い方よくないかぁ!!
名前は…えと、