玄関前でポツンと突っ立ってる
アタシを見下ろしている。
「いゃ、あの…」
「用がないならサッサと…
「俺の連れだから」
男の人の声を遮って
神崎くんが言った。
「え!?あ、碧唯さんの連れですか!!
す、すいやせんしたッ!!!
こちら、どーぞ!!!」
何かめちゃくちゃ
焦ってるし…
すいやせん って…チンピラかよ。
男の人に促されるまま
家の中に入った。
って、靴多ッ!!!
誰がこんなにいんだよ!
しかも男モノばかり…
ははーん、
神崎くんが言ってた
『俺が守るから』
っての分かったかもしんない。